菊タブー

菊タブーは、日本の天皇・皇室に対する批判やパロディーに対する、直接的暴力も含む圧力の総称と、これに対する禁忌の総称。

天皇・皇室の紋章が菊であることから、婉曲的にこう呼ばれる。

天皇や天皇制に対して批判的な言論は、戦前、刑法などによって法的に禁圧され、社会的にも強い排除圧力があった。

戦後は言論の自由が広く認められ、天皇や天皇制に対して批判的な言論であっても、法的に禁圧されることはほぼなくなり、社会的にも批判に寛容になった。

しかし、一部の右翼団体やそれに属する人物などが、暴力的な手段を用いてこれを封殺しようとする事件をたびたび起こした。

このため、暴力の被害に遭うことやトラブルになることを恐れて、マスメディアなどが、天皇や天皇制に関する批判的言論を控える自主規制の事例もみられる。

これを指して、天皇や天皇制に対して批判的な言論は、マスメディアにおけるタブーの一つとされ、婉曲的に菊タブーと言われるようになった。
update:2010年03月13日